建設業許可を任せられる行政書士の選び方|「専門」を名乗るだけの事務所との違い

「建設業専門」は多い。では、本当に任せられるのは?

 「岡山県 建設業許可 行政書士」や「岡山 建設業許可 行政書士」または「倉敷 建設業許可 行政書士」と検索すると、「建設業専門」「許可取得に強い」とうたう事務所がいくつも並びます。

 ただ、その看板と実際の対応力が、いつも一致しているとは限りません。

 岡山県で建設業許可を依頼しようとするとき、最初に知っておいていただきたいことがあります。

 それは、岡山県の建設業許可は全国的に見ても審査が厳しい部類で、難所まで対応できる事務所は実はそれほど多くない、という現実です。

 この記事では、看板の言葉に惑わされずに事務所を選ぶための、現場目線の見方をお伝えします。

 なお当事務所は、東証プライム上場企業の許認可をお任せいただいておりますが、その一方で、個人事業主の方の許認可にも、まったく同じ精度で向き合ってきました。

 そうした現場の経験をふまえ、ここでは「選び方」そのものを中心にお話しします。

なぜ岡山県は難易度が高いのか

 岡山県の建設業許可が難しいのは、本庁の書類審査を通過した後に、各県民局(備前・備中・美作)による事務所調査・実地審査が控えているからです。

 しかも多くの証明書類は「原本を提示したうえで写しを提出する」運用が徹底され、書類と実態の整合が厳しく確認されます。

 提出して受理されれば終わり、という地域とは前提が違います。

 原本の扱いは種類や状況によって幅があり、一つでも辻褄が合わなければ追加調査や説明を求められます。

 この二段階構造を最初から織り込んで申請を組み立てられるかどうかが、対応力の分かれ目になります。

立派なサイトでも、中身が伴っているとは限りません

 事務所選びでひとつ気をつけたいのは、ホームページの見た目と、実際の中身は別物だということです。

 デザインの整った立派なサイトや、上位の検索順位は、今はいくらでも作り込めます。

 けれど大切なのは、その見た目に中身が伴っているかどうかです。

 「建設業専門」「実績豊富」と書いてあっても、具体的な裏付けが見えなかったり、いざ問い合わせると担当者本人になかなかつながらなかったり、肝心の質問に即答できなかったり、看板と実態にズレのある事務所も、残念ながら存在します。

 サイトの華やかさや検索順位ではなく、「実際に会って話せるか」「岡山県の審査をどれだけ通してきたか」「質問にその場で答えられるか」といった、中身の確かさで見ていただくのが安心です。

行政書士にも、いろいろな規模があります

 ひとくちに行政書士といっても、その規模はさまざまです。ご自宅でこじんまりと一人でされている方もいれば、事務所を大きく構えて、多くの案件を扱っている事務所もあります。

 ホームページを見れば、その事務所がどのくらいの規模でやっているかも、ある程度わかります。

 どの規模が良い・悪いということではありません。大切なのは、ご自身が依頼したい内容と、その事務所の規模・体制が見合っているかどうかです。

 建設業許可は、申請して受理されれば終わり、というものではありません。

 岡山県の二段階審査を通し、必要であれば経審まで進め、その後も更新や毎年の決算変更届、各種届出が長く続きます。

 こうした「取得して、守り続ける」一連の流れを安定して支えていくには、それを担えるだけの体制と、積み重ねてきた経験がものを言います。

 ですから事務所を選ぶときは、看板の言葉だけでなく、ご自身の建設業許可をこの先ずっと任せられる規模と実力が備わっているか?その視点でも見ていただくと、安心です。

体感として、本当に対応できる事務所は限られています

 当事務所がこれまで岡山県内の建設業許可に携わってきた実感として、確かなノウハウを持って許可申請に対応できる事務所は、県内でおよそ30程度ではないかと感じています。岡山県の審査の厳しさを思えば、決して多い数字ではありません。

 さらに、許可取得にとどまらず経営事項審査(経審)まで一貫して対応できる事務所となると、十数程度というのが率直な見立てです。

 経審は公共工事の入札参加に欠かせない手続きで、決算の数字づくりから逆算した設計が求められるため、許可とはまた別の専門性が必要になります。

 これらはあくまで当事務所の経験に基づく見方で、公的な統計ではありません。

 それでも、「建設業専門」という言葉の数と、実際に難所まで対応できる事務所の数には、大きな開きがあるというのが現場の感覚です。

「専門」の看板だけで選ばないために

 看板や検索順位だけで判断すると、いざ県民局の審査や経審の段になって対応しきれず、依頼者が苦労することになりかねません。

 事務所を選ぶときは、次のような点を確かめてみてください。

  • 県民局の事務所調査・原本提示まで見据えて準備しているか——申請の受理ではなく、その先の審査通過を前提に話をしているか。
  • 経審まで対応できるか——将来公共工事を視野に入れるなら、許可と経審を一気通貫で設計できる事務所が安心です。
  • 取得後の維持・管理まで担うか——更新、決算変更届、各種変更届、事業承継後の調査など、許可後も続く手続きに伴走してくれるか。
  • 計画段階から相談に乗ってくれるか——書類代行にとどまらず、ゴールまでの道筋を一緒に描いてくれるか。

見分け方はかんたん——いくつか質問してみてください

 本当にノウハウがあるかどうかを見抜くのに、難しい確認はいりません。

 建設業者として気になることを、いくつか直接質問してみればいいのです。

 経管や専技の要件、原本提示で何が必要になるか、経審の流れ、事業承継のときの注意点など、数をこなしてきた事務所なら、こうした問いにその場で答えられます。逆に、言葉を濁したり「調べてから折り返す」が続くようなら、看板ほどの経験はないのかもしれません。

 当事務所も、まずは試すつもりで何でも聞いていただける窓口にしています。

 気になることを、遠慮なくぶつけてみてください。

岡山県の建設業許可は、難所を知る事務所へ

 建設業許可は、看板の言葉ではなく、難所を実際に通してきた経験で選んでいただきたいものです。

 岡山県の二段階審査、原本提示、経審、そして取得後の管理まで、その全体を一続きで担えるかどうかが、依頼者の安心を大きく左右します。

 行政書士コバン法務事務所は、岡山市・倉敷市・津山市をはじめ岡山県全域で、計画段階のご相談から許可取得、経審、その後の許認可管理までを一貫してお引き受けしています。

 ご依頼いただいたお客様については、建設業許可にとどまらず、あわせてお持ちの他の許認可や、関係する部署・官公庁との連携まで含めて、必要な管理・維持を横断的にお引き受けしています。

 更新の時期や各種届出、変更事項を一元的に把握することで、出し忘れや失効といった事態が起きないよう、許可を持ち続ける限り伴走します。

 「専門」を名乗る事務所が多いなかで、実際に難しい審査を通してきた事務所をお探しなら、まずはお気軽にご相談ください。

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