能登地震の被災地に視察に行ってきました。
先日、能登地震の被災地に視察に行ってきました。
※被災地の現在の様子を伝えるために倒壊した建物等の写真はそのまま使用させていただきます。
当事務所は復旧復興にあたり、地元の事業者さんだけでは足りないと思い、春ごろより公費解体で必要になるであろう事業者さんの確保や派遣に伴い必要になってくる許認可の取得など、震災発生後、すぐに動ける体制を作り待機していました。
そして、ようやく今月末に第一陣を派遣できるようになったため、派遣前に私自身の足で現地を歩き自分の目で見て他にも何か私にしかできないことで復興のお手伝いをすることができないかと考え今回の視察となりました。
実際に向かってみて金沢まではこれまで通り全く変わらないため、震災があったとは思えないと感じましたが、能越道を北上し七尾を超えたあたりから、地盤の変化で、まるでアトラクションかと思えるようなアップダウンが続き、またいたるところで道路が崩落し、迂回のため急カーブの連続になっていたりして、復旧にあたり物資搬入のための応急処置で工事が急がれたことがうかがえましたが傾いた看板などはそのままの状態でした。

能越道を降りて輪島市内に入ったところでも電柱などは傾いたままの状態でした。

そのまま輪島の市街地に向けて走り、現在の被災地の惨状を見て私は絶句しました。
そこには震災発生から8カ月以上経っているのに、まるで昨日地震があったかのような光景が広がっていました。
【液状化や揺れによる道路や歩道の被害の様子】



【応急処置はされているものの1メートル以上の高低差になってしまった道路の様子】

【危険性が高く緊急解体を必要とする建物の様子】







震災から8か月経った現在では24時間テレビで少しは全国に向けて発信されましたが、解体を待つ建物が街のいたるところに在り、今の時点での解体待ちの建物はまだ3万棟もあります。
報道では全くと言っていいほど取り扱われていないため、離れた地域の方からは忘れられていますが、これが現実です。
観光スポットとして有名な輪島の朝市では火災により大きな被害が起き、瓦礫の撤去などは進んではいますが復興の兆しはなく戦場のようになっています。
【現在の朝市の様子】






【震災の象徴になってしまったビルの様子】




あまり報道はされていませんが、この場所は子供達の通学路になっています。
大人の私でも、この町に入り衝撃を受けているのに復興が進んでいるならともかく損害がむき出しのままのこの光景を子供達が毎日横目に見ながら学校に通学していると思うと心が締め付けられる思いでした。
被災地を盛り上げていこうと活動をされている現地の方とお話しをする機会をいただきましたが、2007年の能登地震の後、耐震補強をした住宅の多くも倒壊してしまったこと、復旧復興や行政の対応の遅れにより、年配の方など「もう放っておいてほしいと」ふさぎ込んでしまっている方たちが大勢おられるとのことで、この状況を皆さんに見てほしいと言われていました。
これまで被災地支援のため動いてまいりましたが、実際に自分の目で見て行政の対応の遅れがあるのであれば私は行政書士としてまだまだできることがあると感じました。
今後は定期的に現地入りするとともに各士業とも連携して復興支援に携わっていこうと思います。

